リハビリイラスト制作:効率よく修正するポイント
リハビリイラストにおいて、ご依頼者が伝えたい内容が、描写できているかどうかはとても大切です。リハビリイラストを制作する過程で、段階的にご依頼者の方には内容を確認していただき、必要であれば修正作業を行います。
リハビリイラストの制作を円滑に進める為には、できる限り『修正回数を少なくする』ことが非常に重要です。
イラスト制作は「受付」⇒「ラフ画」⇒「ペン入れ」⇒「彩色」⇒「完成」の順に進みますが、「ペン入れ」以降の過程からは、修正の割合に応じた料金が別途必要であり、時間もかかります。
よって、修正は「ラフ画」の段階までとすることが理想です。
<「ペン入れ」以降の過程から料金が発生するのはなぜか?>
その大きな理由は、『ペン入れ以降の過程は繊細な作業工程である』からです。
「ペン入れ」とは、鉛筆で何度も書いたり・消したりして完成した下書きの後に行う、「ボールペンで清書する過程」とイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。
「ラフ画」の段階で確定した構図と下書きを基盤に、線を引く順番を決め、線の強弱をつけながら、「彩色」の作業工程に備えて各パーツを分割しつつ、「ペン入れ」作業を行います。
もし「ペン入れ」の段階で修正するとなった場合は、再度、「ラフ画」による構図から確認することになるので、どうしても時間がかかってしまいます。
前途のように、「ラフ画」の段階で修正を終える為にも、修正のポイントをおさえていきましょう。
<ポイント1:依頼する時点で詳細を伝える>
まずはご依頼の時点で、内容の詳細をお伝えいただき、資料をご用意していただくことで、
「ラフ画」の構図が決まりやすくなります。
資料のご準備についてはブログ『リハビリイラスト制作の流れ:資料の準備について』をご覧ください。
<ポイント2:完成度の高いラフ画を目指す>
ご依頼時に詳細な内容や資料をいただけることで、「ラフ画」の完成度が高まり、修正する部分を最小限に抑え、修正回数も減らすことができます。
例として、長座位姿勢で行ういざり動作(お尻歩き・ヒップウォーク)のイラスト(図1)

修正のポイント2:完成度の高いラフ画を目指す(図1)
<ポイント3:修正内容は具体的に伝える>
具体的に修正内容をお伝えいただければ、何を・どの程度・どのように修正すれば良いのかが分かり、すぐに作業に入ることができます。修正内容が分かりにくい例と理由を以下に挙げます。
挿絵も参考にしてください(図2)(図3)。
<修正内容が分かりにくい例と理由>
・右側を○○して欲しい
⇒「右」等ではなく、「右上肢」のように部位名称をお伝えください。
・もっと右にして欲しい
⇒「右」等ではなく、動きの場合は外転・内転、位置の場合は外転位・内転位などの用語でお伝えください。
・少し、ちょっとだけ、もっと○○して欲しい
⇒加減が分からないため、程度を具体的にお伝えください。
・普通に○○してください
⇒普通の捉え方は異なるので、具体的にお伝えください。
・写真を見た通りに描いて欲しい
⇒見る視点によって捉え方は異なるので、写真資料に加え文言で具体的にお伝えください。

修正のポイント3:修正内容は具体的に伝える(図2)

修正のポイント3:修正内容は具体的に伝える(図3)
<ポイント4:修正内容は1度に伝える>
修正内容を1度に伝えていただくことで、全体的な構図バランスを考慮しながら効率的に作業を進めることができます。
一部の修正後に、別の修正を希望された場合、すでに修正した部分を再度描き直すことになり、過剰に作業時間を要することがあります(図4)(図5)。

修正のポイント3:修正依頼は一度に伝える(図4)

修正のポイント3:修正依頼は一度に伝える(図5)
<完成したリハビリイラストは活用し続けることができる>
修正のポイントをおさえることで、作業が円滑に進み、ご希望のリハビリイラストの完成度は高くなります。
完成したリハビリイラストは、ご依頼時の用途の範囲であれば、期限の定め無く使用することができます。
気持よく、長く使い続けたくなるリハビリイラストを目標に、ぜひ一緒に制作しましょう。
ご質問などあれば、お気軽にお問い合わせください。
投稿者
福山真樹

イラストスタジオ福之画代表
オリジナルリハビリイラスト制作
メディカルアナトミーイラストレーター
理学療法士

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