イラスト制作の流れ~解剖学・運動学等~

医療・介護・リハビリテーションに活用できるイラストが完成するまでの具体的な例として、『スクワット』『体幹前傾と股関節周囲筋』『骨盤前傾と股関節周囲筋』のイラスト制作の流れをご紹介します。

イラストは、用途によって描き方が大きく変わってきます。
臨床での指導、セミナーの資料、書籍の挿絵など、どのような媒体であったとしても、『何を伝えたいのか』という目的が重要であり、『伝えたいことが伝わる描写のイラスト』となっている必要があります。

つまり、『スクワット』1つ例にとっても、『スクワットのイラストで何を伝えたいのか?』が重要であり『スクワットのココを伝えたい!』という目的に合わせて、『目的が伝わる描写』を意識してイラストは制作されます。

よって、それぞれの具体例も、『多数ある描写方法の内の1つ』として参考にしてください。

 

【スクワット】
全身を描く場合の具体例として紹介します。

<ラフ画>

●視点を決める…前額面(正面)・矢状面・斜め前、等
●身体部位の位置関係を決める…頭部・胸郭・骨盤・上腕・前腕・手部・大腿・下腿・足部
●各部位の向きを決める…屈曲・伸展・内転・外転・内旋・外旋
●体型を決める…中肉・痩せ型・肥満型、等
●年齢を決める…少年少女・若年層・40代・60代・80代、等
●その他、各種表現・物品を決める…感情を表す表情・痛みの部位・物品の使用、等

上記の内容が分かる程度に、ラフに線を引きます。
必要に応じて、より具体的に線を引き、下書きとします。

<ペン入れ>

ラフ画や下書きに合わせて、ペン入れとして綺麗な線を入れます。

<彩色>

ペン入れした箇所に、色を着けて完成です。

 

スクワットのイラスト

 

【体幹前傾と股関節周囲筋】
身体と筋の位置関係を描写する具体例として紹介します。

<ラフ画>

●視点を決める…前額面(正面)・矢状面・斜め前、等
●身体部位の位置関係を決める…具体例は胸郭・骨盤・大腿
●各部位の向きを決める…屈曲・伸展・内転・外転・内旋・外旋
●体型を決める…具体例は“中肉”の場合
●年齢を決める…具体例は“年齢設定なし”の場合
●描く骨を決める…具体例は“骨盤の腸骨稜”と“簡易的に表現した胸郭”
●描く筋を決める
●筋の描き方を決める…具体例は筋繊維まで表現する部位とそうでない部位を区別
●その他、各種表現・物品を決める…具体例は強調する部位以外は青のシルエット様で描写

上記の内容が分かる程度に、ラフに線を引きます。
必要に応じて、より具体的に線を引き、下書きとします。

<ペン入れ>

ラフ画や下書きに合わせて、ペン入れとして綺麗な線を入れます。
必要に応じて、おおまかに色をつけ、表現方法の確認をします。

<彩色>

ペン入れした箇所に、色を着けて完成です。

 

体幹前傾と股関節周囲筋のイラスト

 

【骨盤前傾と股関節周囲筋】
骨と、骨に対する筋の位置関係を描写する具体例として紹介します。

<ラフ画>

●視点を決める…前額面(正面)・矢状面・斜め前、等
●骨の位置関係を決める…屈曲・伸展・内転・外転・内旋・外旋
●描く筋を決める
●筋の描き方を決める…具体例では断面図
●その他

上記の内容が分かる程度に、ラフに線を引きます。
必要に応じて、より具体的に線を引き、下書きとします。
必要に応じて、おおまかに色を着けて、部位を区別します。

<ペン入れ>

ラフ画や下書きに合わせて、ペン入れとして綺麗な線を入れます。
必要に応じて、おおまかに色をつけ、表現方法の確認をします。

<彩色>

ペン入れした箇所に、色を着けて完成です。

 

体幹前傾と股関節周囲筋のイラスト

 

解剖学・運動学等のイラストをお求めの場合や、ご依頼時の参考としてください。

 

投稿者
福山真樹

 

 

 

 

 

イラストスタジオ福之画代表
オリジナルリハビリイラスト制作
メディカルアナトミーイラストレーター
理学療法士

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