立位姿勢における股関節の臼蓋と大腿骨頭の特徴を理解する

股関節は骨盤の寛骨臼と大腿骨の骨頭で構成される関節です。

大腿骨頭が臼蓋に覆われていることで、骨盤から上の重さを支持することができます。

よって、大腿骨頭が臼蓋に覆われている面積が広いことで、股関節の支持性は高まることになります。

 

理想的なアライメントによる立位姿勢は安定性が高く、これを可能にしている要因の1つが股関節です。

 

しかし、股関節は立位において、実は安定性の高い構造とは言えません。

 

寛骨臼が前方・外側・下方を向いているのに対して、大腿骨頭は前方・内側・上方を向いていることから、構造が完全には一致していないからです。

 

大腿骨頭と寛骨臼の向きは完全には一致しない

大腿骨頭と寛骨臼の向きは完全には一致しない

寛骨臼が前方を向いているのに対して、大腿骨頭も前方を向いている(前捻角)ことから、大腿骨頭の前面部分は臼蓋から覆われず、露出しています。

大腿骨頭の前面が露出している構造的な不利は、靭帯と筋によって補強されています。

 

大腿骨頭の前面は臼蓋に覆われていない

大腿骨頭の前面は露出している

 

立位姿勢における股関節の骨構造のこの特徴から注意すべき点は

①骨盤の前傾や後傾による影響を受ける

②補強される靭帯や筋の影響を受ける

この2点から、姿勢や動作へとさらに様々な影響が広がっていきます。

股関節の基本的な知識として、まずは立位における骨構造について知る必要があります。

 

投稿者
福山真樹

 

 

 

 

 

イラストスタジオ福之画代表
メディカルアナトミーイラストレーター
理学療法士

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です