【局所解剖イラスト】棘上筋腱部分断裂の制作過程を紹介

1. 棘上筋腱部分断裂は臨床で重要なテーマである

肩関節痛や挙上時痛を考えるうえで、棘上筋腱の損傷は重要な視点になります。
その中でも部分断裂は、完全断裂とは異なり、腱の一部が損傷している状態であるため、構造の理解が難しくなりやすい病態です。

2. 「部分断裂」は一言では整理しにくい

棘上筋腱部分断裂は、単に「少し切れている」と表現するだけでは不十分です。
損傷する部位や深さによって、腱の見え方や臨床での捉え方が変わります。
そのため、部分断裂を理解するには、腱を立体的な構造として見る視点が必要になります。

3. だからこそ解剖図で整理する意味がある

文章だけでは、腱のどの部分が損傷しているのか、どの構造が残っているのかを直感的に理解しにくい場合があります。
そこで今回の解剖図では、棘上筋腱部分断裂を視覚的に整理し、損傷部位の違いが見えるように制作しています。
イラストは制作途中のラフ画です。

棘上筋腱部分断裂の解剖図・イラスト・病態

4. 制作過程を通して、構造理解を見える形にしていく

今回の制作では、棘上筋腱の形状、付着部、断裂部位の違いが伝わるように、情報を整理しながら描いています。
細かな分類や臨床応用については別の場で扱いますが、まずは「部分断裂は構造として整理して見る必要がある」という点を、解剖図を通して示していきます。

5.部分断裂を“構造”として見える形にする

棘上筋腱部分断裂は、単に「腱が少し切れている状態」として捉えるだけでは、構造の違いを十分に理解しにくい病態です。どの部位が損傷しているのか、どの線維が残っているのかを視覚的に整理することで、臨床で見ている現象をより構造的に捉えやすくなります。今回の解剖図では、その理解につながるように、棘上筋腱部分断裂の違いを見える形に仕上げていきます。

投稿者
福山真樹

メディカルアナトミーイラストレーター
理学療法士
イラストスタジオ福之画代表
鳥取県理学療法士会 イラスト担当
日本理学療法士会 推薦 公式イラスト担当
京都芸術大学通信教育部イラストレーションコース非常勤講師(美術解剖学・添削採点担当)

解剖学的構造と運動学的関係性を踏まえた図解、疾患理解を助ける病態イラスト、教育・出版向けの専門的な人体イラスト制作を行っています。
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イラストスタジオ福之画HP:https://fukunoe.com/new/

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