イラストで分かる姿勢観察と動作分析

【イラストで分かる姿勢観察・動作分析】

姿勢観察や動作分析を苦手に感じるセラピストは多いのではないでしょうか。

セラピストの中には、姿勢観察・動作分析から的確に情報を収集し
評価・アプローチへと発展することが出来る方もいます。

では、姿勢観察・動作分析ができる・できないの差はなんでしょうか

それは人体を構成する骨・筋等の解剖学的・運動学的なイメージ力です。

姿勢観察そして動作分析から評価・アプローチへと発展させる手順には
例として以下の①~⑤があります。

①視診によって骨・筋の位置を推測する(姿勢観察)
②触診で推測した骨・筋の位置関係を詳細に把握する
③動作を観察し、把握した部位の位置関係の変化を捉える
④動作を観察した結果から分析する(動作分析)
⑤分析から課題に対してアプローチ方法を検討する

これらを踏まえると
①の『視診』で情報をより多く正確に得ることができれば
②の『触診』で答え合わせをするようにわずかな時間で確認できます。
知りたい部位の位置関係さえ分ってしまえば、③で『観察』した際に
その軌跡を追うことで、動作を相ごとに分解して整理することができます。

これらについて、イラストで解説します。

<イラストで分かる姿勢観察から動作分析まで>

目印さえ知っていれば、骨のおおよその位置関係を推測することができます。
例:歩行時の肩関節・股関節の位置の捉え方


上腕の中央線と前腕の中央線が交差する部位が肘関節となります。
上腕骨は前腕骨よりもやや長いことから、肩関節の大まかな位置を推測することができます。
肩関節の位置を推測すると、脊柱・胸郭の丸みによって肩甲骨の位置も推測することができます。

大腿の中央線と下腿の中央線が交差する位置が膝関節となります。
大腿骨と足底から膝関節までの距離はほぼ同じであることから
股関節の位置を推測することができます。
これらは触診だけでなく、動作からも位置を確認することができます。

歩行の場合
肩関節は上腕の屈伸運動から、股関節は大腿の屈伸運動から、
それぞれ視診で推測した位置を、より詳細に捉えることができます。

肩関節・股関節の位置を捉えることができれば、
歩行動作中であっても、それぞれの軌跡(位置関係の変化)を目で追うことができます。

ぜひ、姿勢観察・動作分析の参考としてください。

 

投稿者
福山真樹

イラストスタジオ福之画 代表
メディカルアナトミーイラストレーター
理学療法士

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