“伝わる解剖図”を目指して—頸静脈イラストを描き直した理由—

以前描いた「頸部静脈」のイラストを、最近リメイクしました。
描き直す中で意識したのは、「正確に描く」ことが目的ではなく、“どうすれば見た瞬間に構造が伝わるか”という視点でした。

内頸静脈・外頸静脈・イラスト・イラストスタジオ福之画・解剖図2

イラストの構図右側では、内頸静脈と外頸静脈が、どこを通り、どの筋の奥にあるのかを明確に伝えるため、筋と血管の重なりの関係性を調整しました。構造を知っている人にとっても、視覚的に「すっと入ってくる」ことはとても大切です。

またイラストの構図左側では、右内頸静脈が上大静脈に向かって直線的に位置していることがひと目で分かるように、俯瞰的な視点から構図を再設計しました。血流の流れを理解するうえで、この視点が重要だと考えています。

解剖図は、描き手が“どこに注目してほしいか”を選び、強調する作業でもあります。
だからこそ、リメイクは「情報を足す」ことではなく、「伝えるために整理する」ことを意識しています。

これからも、臨床と教育の現場で役立つ“伝わる解剖図”を目指して、描き続けていきます。

投稿者
福山真樹

 

 

 

 

 

イラストスタジオ福之画代表
メディカルアナトミーイラストレーター
京都芸術大学通信教育部イラストレーションコース非常勤講師( 美術解剖学_添削採点担当 )
理学療法士

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